2019.06.08
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昨今の飲食業界は人手不足が深刻化しています。
そもそも飲食業界の人手不足は常時言われてきました。
3Kと呼ばれる「きつい」「汚い」「危険」な仕事というイメージに加えて、ブラックなイメージもあってなかなか人が集まらないのです。
ただ、飲食に関わる事業を35年続けていますが、こんなに人手が足りないのは初めてだと感じています。
実際、2018年4月の帝国データバンクの調査によると「正社員不足」は63.6%、「非正社員不足」は77.3%と、大多数の飲食店が人手不足を感じており、業界全体が本格的な人手不足状態です。
実際に労働環境があまり良くない時代が飲食店全般にはありました。
労働時間が長かったり、徒弟制度が残っていたり、責任ある役職につくとなかなか休めなかったり。
ただ、最近ではこういった飲食店のイメージを覆すような店も多く出てきて、労働環境はかなり良くなってきているのも事実です。
キレイでカッコいいお店も増えていますし、労働時間も1日8時間もないような飲食店もあります。
また、以前と比べて女性店長も増え、男女平等で活躍できる職場も多いです。
生産性を上げたり、うまくシステム化を行ったりする方法もありますが、その手法が有効なのはファーストフードなど、大手のチェーン店が多いです。
人手不足時代の飲食店の経営では色々なものが求められますが、あえて週休二日制にする飲食店や、反対に24時間営業にする飲食店、研修制度などを設けてスタッフの生産性を上げる飲食店もでてきました。
ただ、最終的に路地裏の飲食店がとるべき採用戦略はたったひとつ。
「ここにいたら自分がもっと成長できる。」スタッフにそう思ってもらえるような、どれだけ魅力的な職場を作ることが出来るかが重要なのです。